おんがく楽団 in 阪神間/代表の想い

このたび、「おんがく楽団 in 阪神間」代表を務めさせて頂きます石田佑美子と申します。どうぞ宜しくお願いします。 

1979年生まれの私は、小学校2年生の時、突然の目の病を患い、20歳までには失明する可能性があると告げられました。絶望のどん底に陥り、生きることさえ諦めようとしていた時、両親が与えてくれたのは「音楽」でした。万が一視力を失っても、「音楽」を通して他者との交流を図り、幸せな時間を過ごして欲しいとの願いからでした。

幸運なことに、視力低下のスピードが緩やかになりました。左目の視力は失われましたが、「音楽」に没頭する学生時代を過ごすことができました。

演奏する事によって、言語化しにくい自分の感情を、ピアノを通して様々な思いを伝えていたのだと気づきました。もしあの頃、「音楽」を通した感情表現を経験していなかったら、今の私はなかったと思えてなりません。私は「音楽」によって救われたのです。

武庫川女子大学音楽学部器楽学科では、大好きなピアノを専攻しました。中学・高校の音楽教員免許を取得し、現在は日本音楽療法学会の会員です。

私の人生に「音楽」があったからこそ、今でもたくさんのお子さんや保護者の方々と、心豊かな交わりを育むことができています。感謝の気持ちで一杯です。

そんな私も3児の母です。専業主婦の後、離婚を機にシングルマザーを経験し、その後ご縁があって再婚しました。どのような状況においても、子育てにはたくさんの助けが必要だと痛感しています。

核家族が進むとともに、自助努力が強調されている中、弱音を吐いたり他者からの助けを求めたりすることが、悪いことである様な社会環境の下に置かれている様に思えてなりません。

そこで私は、困り果てた時に助けて貰い、生きる勇気を貰った「音楽」を通して、社会へのご恩返しを考えました。「音楽」を通して、お子様も保護者の方々も夢中になれる、時間と居場所を提供したいと考えました。

子育てを「地域大家族計画」と称して、地元の方々と一緒になって、「音楽」を通した交流の場作りを開始しました。

私の思いに賛同し演奏家仲間も集まり、遂に活動を開始する事になりました。HPを新設し私たちの思いをお届けします。設立の趣旨にご賛同賜りますよう、どうぞ宜しくお願いします。

2022年10月「おんがく楽団 in 阪神間」代表 石田佑美子

おんがく楽団
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